初めてストックイラストをやってみよう!と思ったとたんに
「何を使って?」「何を描けばいいのだろう?」という疑問が浮かんでくると思います。
ここを1人で悩むとストックイラストを始められなかったり、続けられなかったりしてしまいます。
そうなってしまってはもったいない!
というのも家にいながらできるストックイラストは、イラストや絵が好きな引きこもり系主婦にぴったりな仕事であり趣味になり得ると私は考えているからなんです。
確かにすぐに大きな収入にはならないけれど、家で趣味でイラストを描いたりしているのなら、それをあなたの才能として世の中に出した方が絶対にいい!
そしてなによりストックイラストは長い年月のなかで不労所得という資産になるので、専業主婦や外に働きに出れない主婦はコツコツと進めておくと将来的にも収入を確保できることになります。
私も趣味でコツコツとイラストや絵を描いてきたのが、今の在宅のお仕事に繋がりました。
今回はあなたのせっかく始めようと思った気持ちが持続できるように、ストックイラストを始めようと思ったあとに必ず来る疑問
「何をつかって」「どんなものを描いていけばいいの?」
を解決していきます。
何を使ってイラストを描いていけばいいのか?
今回はデジタルイラストに限定して解説していきます。
イラストを描く時の使用アプリはAdobe IllustratorやCLIP STUDIO PAINT PROが一般的です。
とはいえどんなファイルでストックイラストサイトに登録するかで使用アプリも変わるんです。
まずはストックイラストサイトではどんなファイル形式が登録可能なのかを知りましょう。
ストックイラストサイトで登録できるファイル形式
各サイトで登録可能なファイルの種類をまとめました。
このファイル形式で書き出しができるアプリが必要になります。
サイト別ファイル形式のまとめ
- PIXTA:JPEG/EPS/PNG
- Adobe Stock:JPEG/EPS/AI
- Sutter Stock:JPEG/EPS/AI
- イラストAC:JPEG/EPS/AI/PNG
▼ストックイラストサイト登録したい人はこちらの記事で詳しく解説しています▼
どんなアプリを使うといいのか
では実際にどんなアプリでストックイラストは作れるのか?について説明します。
JPEGやPNGファイルは一般的なイラスト制作用のペイントアプリで書き出し可能です。
AI /ESP形式にはAdobe Illustratorというアプリが必要です(もちろんAdobe IllustratorはJPEGもPNG形式での書き出しもできます)。
JPEGやPNG形式のファイルを作るアプリ
JPEGやPNG形式のファイルを作るのに代表的なアプリがPhotoshopやCLIP STUDIO PAINTです。
その他にもアイビスペイントやopen Canvas(オープンキャンバス)やprocreateなどがあります。
この中で私が使いやすいと思ったアプリに順位をつけてみました。
- CLIP STUDIO PAINT PRO
- open Canvas(windowsのみ)
- photoshop
- アイビスペイント
- procreate(ipadのみ)
上記のアプリの中ではCLIP STUDIO PAINTを私はおすすめしたいです。
というのも、CLIP STUDIO PAINTは初心者からプロまで幅広く使っているソフトであるということです。
CLIP STUDIO PAINTは、ユーザー数5,000万人を超える、世界最大級のイラストSNS「pixiv」での使用率No.1*
(CLIP STUDIO PAINT:公式サイトより引用)
使用者が多いので仕事としても使いやすいですし、分からないツールの使い方を調べる時も解説動画やサイトがたくさんあって便利です。
公式サイトでも使い方の解説や動画が充実しているので、操作で困ることはほとんどありません。
またPSD形式(adobe photoshop)のファイルで保存、書き出しできることも大きな利点です。
イラストのお仕事ではAIファイル形式と共にPSD形式のファイルでの提出が多いので、
PDSに対応できるのは仕事の幅を広げることに直接繋がります。
CLIP STUDIO PAINTなどのペイントアプリはストックイラストだけでなく、
ランサーズやココナラやクラウディアやSKIMAなどのイラストやスキル販売サイトでイラストやSNSアイコンなどの販売する時にも使用できます。
また、Adobe Illustratorよりも直感的に描けるので、初めてデジタルイラストを描く方はCLIP STUDIO PAINT PROが使いやすいです。
▼CLIP STUDIO PAINTのお得な購入方法はこちらに書いてありますので購入を検討中の方は参考にしてください▼
>>クリスタver2.0お得な購入方法はダウンロード版の一括買い切り購入
CLIP STUDIO PAINTの操作は簡単?
CLIP STUDIO PAINTの操作は簡単かつ直感的でわかりやすく、その上金銭的にも優しいのが特徴。
PhotoshopはAdobeのアプリでサブスクで契約して使うことになりますが、CLIP STUDIO PAINTはパソコン版なら一括5000円で購入すればあとでお金を支払うこともありません。
機能面と金銭面を合わせて考えた時、CLIP STUDIO PAITは割安で使いやすく仕事でも使える強くおすすめしたいアプリということになります。
でもいくら直感的なペイントアプリととはいえ最初は慣れるまでは多少調べたり練習が必要になることもあるでしょう。
もしあなたが、デジタルイラストでCLIP STUDIO PAINTを楽しんで勉強したいのなら【趣味のオンラインレッスン】CLASS101+がぴったり。
私もこのCLASS101+を使っています。
CLASS101+は趣味のオンラインレッスンなんですが、学ぶというより先生と作品を作っていく過程で技術も得られちゃうって感じで、ガチガチのデザインスクールに入るよりもゆる~く楽しいところです。
個人的にはプロの制作過程が見れるのでとても勉強になるし、もちろん上達もできちゃうので神講座だと確信しています!
しかも1500以上の趣味のレッスンが定額見放題。
イラスト講座もたくさん開講していますのでぜひのぞいてみてください。楽しいですよ!
▼CLIP STUDIO PAINTを勉強する時のおすすめのオンラインレッスンはこちらです▼
>>CLASS101+(プラス)を受講してわかったCLASS101との違いとお得な受講方法
AIやEPS形式のファイルを作るアプリ
ストックイラストの制作でAIとEPS形式のファイルを作るには、
Adobe Illustratorが必要です。
Adobe IllustratorはAdobe社のソフトで他のイラストソフトと比べて価格が高くなります。
それでもAIやEPSファイルを使った方がいい理由はファイルの特徴によるものです。
AI・EPSファイルが先にあげたJPEGやPNGと何が違うのか?ですが。
AIやEPSはベクターデータと言い換えることができます。
そしてベクターデータはどんなに拡大しても画質が損なわれないファイルなのです。
ベクターデータは点や座標などの数値データで記録していて、それを再現するのでいくら拡大しても画質が損なわれないのです。
と言っても、想像してもなかなか伝わらないと思うので、
実際に描いて拡大したものを載せておきます。
どうでしょうか?結構違いますよね。
ベクターファイルでいくらでも拡大できるというのは、ビジネスとしてはとても汎用性が高く、例えば看板や大きなポスターなどでも画質を損うことなく印刷できるということです。
大きなものや色々な使用用途を考えた時にベクターファイルの作品データが欲しいという気持ちは分かりますよね。
このAIやEPS形式の画像を作れるのがAdobe Illustratorです。
つまりどんな大きさにも対応できるタイプのベクターファイル形式がJPEGやPNG形式よりも使いやすくストックイラストでも売れやすいというのは当たり前のことでもあります。
Adobe Illustratorの購入方法についてはこちらの記事にまとめてあります。
初心者にはどっちのアプリでストックイラストを始めるのがおすすめ?
デジタルイラスト初心者でストックイラストを始める場合、CLIP SUTDIO PAINTが断然おすすめです。
なぜならAdobe Illustratorはデジタルイラスト初心者には操作が難しいから。
Adobe Illustratorは直感的に描けるわけではないので、一枚のイラストを描くのにはある程度の技術が必要になります。
慣れてしまえば大丈夫ですが、慣れるまでは少し根気のいる作業になります。
ですので初心者の場合は直感的に描けるCLIP STUDIO PAINTの方が楽しんで描いていけるはずです。
ストックイラストを続けていける!と確信してからAdobe Illustratorを始めても全然遅くないですよ。
サブスク料金が無駄にならないですし。
ストックイラストはどんなイラストを描いていけばいいのか?
さてここからはストックイラストを始めようと思った時に、何を描いていけばいいのか?についてです。
かなりの高確率でストックイラストを始めようと思った瞬間に「え?何を描こう?」となりますよね。
そして「とりあえず」で始めると「売れない…」ってなっちゃったりします。
それはなるべく避けたいので、ここからはどんな風にストックイラストに参入するのがいいのか?を解説していきます。
カテゴリー・ジャンルを絞る
まずはカテゴリー・ジャンルを絞ることから始めましょう。
これはPIXTAのイラスト素材のTOPページです。
たくさんのカテゴリーがあるのでどんなイラストがそのカテゴリーのTOPページにあるのか?を見てみてください。
この中で自分が得意なもの、描いていけそうなものを考えて自分が参入するカテゴリーを決めましょう。
そして次は描いていくジャンルを狭く狭くしていきます。
「得意なもの」でできるだけ狭く
ストックイラストはすぐに大きな収益になるわけではないので、継続していけるということが鍵になります。
ですので、「好き」とか「得意」という部分は大切にしてください。
そしてジャンルやカテゴリーをさらに絞っていきます。
人物だと女性が得意な人が多いのではないかと思うのでここではそれを例にしていきます。
「人物」→「女性」→「働く女性」→「デスクワーク中の女性」
「デスクワーク中の女性」がかけたら今度は「オフィス内の女性」を描いていく
次は「通勤中の女性」を描いていく
こんな感じで1つのジャンルで狭いシチュエーションなどを想像してどんどん描いていきます。
この繰り返しで1つのジャンル内にあなたのイラストを増やしていきます。
カテゴリーやジャンルを狭く絞る理由
なぜ1つのジャンルにこだわるのかというと…
- そのジャンルで露出が増える
- そのジャンルで強くなる
- イラストが上手くなる
- 制作が早くなる
- アレンジがしやすい
こんなメリットがあるからです。
そのジャンルで露出が増える・そのジャンルで強くなる
つまりはそのジャンルであなたのイラストがたくさんあれば、探している人もあなたのイラストをたくさん目にすることになります。
そうすると選ばれる確率が自然と高くなります。
ストックイラストは本当にたくさんのイラストの中から選んでもらうためにも露出はとても大切です。
「ヨガ」などで調べた時に、同じテイストのイラストで違うポーズのものがあったら嬉しいですよね。
さらに1つのイラストが売れると他が売れやすくなります。
なぜなら…あなたがブログやサイトやHPやDMやチラシを作るとして。
その時にイラストのテイストは揃えたいと思いませんか?
揃えたいですよね。
「ヨガ」などでイラストを探しているとして、同じテイストのイラストで違うポーズのものがあったら使いやすいですよね。
こういうことなんです。
1つのイラストが売れるとそれと同時にシリーズで使いたい人は他のイラストも購入してくれるようになるんです。
イラストが上手くなる・制作が早くなる
同じカテゴリーやジャンルで描いていると、描くものも限定されるので何度もそれを描いていくことで上手くなります。
イラストは反復が上達の近道ですし、慣れていくと手の抜きどころとちゃんと描かなければいけないところが感覚的にわかってきます。
イラストが上手くなるということは、失敗したり悩む時間が減るので制作にかかる時間も減っていき、結果としては制作スピードも上がります。
ストックイラストは1点売れても単価が低いので、制作スピードは早いほうがいいです。
アレンジがしやすい
1つのカテゴリーやジャンルで少し変えるだけでたくさんのストックイラストを作ることができます。
たとえば
- 手のポーズだけを変える
- 同じポーズで人物が女性から男性に変える
- 表情だけを変える
- 若者から老人に変える
- 服の種類を変える
- 背景をつけてみる
などなど、ちょっとアレンジを加えるだけでたくさんのストックイラストを作れます。
手に持っているモノを変えるだけで、違うジャンルにも参入できるかもしれません。
このアレンジの部分、私は個人的にとても楽しいなって感じるところだったりします。
ちょっと変えることでイラストってガラッと変わります。
なのであまり深く考えずに「あれは?こうしたら?」と
ちょっとのアレンジで作品数を増やしていけるので、楽しみながら考えてみてくださいね。
「描けない!」そんな時はどうする?
ストックイラストはある意味機械的に元になるイラストを横展開していく作業なので、楽しいと感じられなくなることもあります。
「描く」というより「作業」感が強いので、仕方ない部分もありますよね。
「描けない!描きたくない!」となる時もあります。
そんな時の私の解決法はコチラ。
- ストック写真サイトを見る
- 趣味のイラストを描く
ストック写真サイトを見る
「描けない!描きたくない!」と感じた時、とても有効だった解決策の1つです。
自分が描いているストックイラストのジャンルの同じキーワードでストック写真を検索してみます。
そうすると「え?こんな写真も?でも言われたらそうだ」というようなびっくりするような写真が出てきたりするんです。
その気づきが大切で、一瞬で新しい切り口でイラスト案を考えられるようになります。
その切り口からイメージを膨らませていくと、今までと違ったタイプの横展開に繋げることができます。
新しい思考に切り替わることで、グンっと視界が広がるような感覚です
もちろんその写真からインスピレーションをもらうだけで、模写やコピーやトレスしちゃダメです。
あくまでも方向性の参考にしましょう。
趣味のイラストを描く
ストック写真サイトを見ても、「描けない!描きたくない」となった時、の解決法は「趣味のイラストを描く」です。
私は「趣味は【趣味のオンラインレッスン】CLASS101+で楽しみながら技術も磨いちゃう」作戦です。
描きたくないものを無理に描くのは辛いですよね。
なので、あまりにも気分が乗らない時はスッパリと諦めて、趣味のイラストを描きます。
ストックイラストは締切がないのでどうしても気分が乗らない時は描かなくても誰にも迷惑がかからないのが良いところのひとつですね。
私の場合ですが、「描けない」という気持ちの焦りは、趣味のイラストを「描くこと」で多少は抑えられます。
そして「趣味」といっても、自分の描きたい絵というよりも新しい技術や考え方をインプットできるような絵を描くことで、充電期間にすることができます。
私は新しいものを探して描くのはとても時間と労力がかかって、なかなか「描く」に集中できなくて時間がもったいないので、
サクッと【見放題サービス】CLASS101+で受けたいレッスンを探して「これは面白い描き方!」と新しい発見をしてリフレッシュしています。
これがめちゃくちゃ充実した時間で、気持ちも切り替えられるということが分かって自分でもびっくり。
そのうえ「え?私やるじゃん」っていうレベルの作品が完成するので、「ストックイラスト描けない!」という悶々とした気持ちがいつの間にか「私できるじゃん」という自信に変わってくれているんです。
私はCLASS101+のレッスンには感謝しかありません。
「描けない」という自信のなさや落ち込んだ気持ちには、「やっぱり私は描ける!できる」っていう自信の回復が一番の特効薬!と学びました。
そんな私の趣味のオンライン教室体験談はこちらからどうぞ。
なのでどうしても「描けない」時は、今までとは違う面からイラストや絵を「描くこと」にアプローチするといいですよ。
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1500以上のクラスが見放題!習い放題でめちゃくちゃお得です!
【まとめ】ストックイラストの始め方「何を使って」「何を描く」のがいいのか?
お家に引きこもっている主婦でも働ける!収入を得られる!のがストックイラストですが、いざ始めようと思うと「何をつかって?どうやって始めたらいいの?」という疑問にぶつかる方も少なくないと思います。
使用ソフトはCLIP STUDIO PAINTとAdobe Illustratorが一般的です。
JPEG・PNG形式のファイルでストックイラストを描く場合はペイントアプリで作れます。
おすすめのアプリはCLIP STUDIO PAINTです。
AI・ESP形式のファイルはAdobe Illustratorで作ります。
ストックイラストを始める時はまず参入ジャンルやカテゴリーを決めましょう。
そしてその中でどんどん範囲を狭めていきます。
「人物」→「女性」→「健康」→「運動」→「ヨガ」といった感じで脳内でどんどん狭めてくださいね。
そして「ヨガ」などで検索した時に、あなたのイラストがたくさん出てくる状況にします。
こうやって狭い範囲でジャンルでの独占率を上げていきます。
- そのジャンルで露出が増える
- そのジャンルで強くなる
- イラストが上手くなる
- 制作が早くなる
- アレンジがしやすい
ストックイラストには強豪がたくさんいます。
そこで初心者が露出を高めるにはジャンルを狭めていくことが近道です。
そしてアレンジを効かせられることで、1から作り出すよりもずっと早く作品数を増やすことができるようになります。
初めてのストックイラスト参入のポイントは「範囲を狭く狭く!」です。
これからストックイラストを始めようかなと思っているあなたにこの記事が役立つと嬉しいです。
私はこれを知らずに始めてしまいましたので、あなたは失敗しないようにしてくださいね。
\ 初心者からプロまで使える! /