もしあなたが
- 練習しているのに絵が上手くならない
- 絵のセンスがないから仕方ない
なんて思っているとしたら、
それはセンスの問題ではなくて、練習の仕方や意識の持ち方が少し違っているのかもしれません。
実は私も伸び悩んで「上手くならないのはセンスがないんだから仕方ないんだ」って思っていた時期がありました。
でも違ったんです。
上手くならない理由を知って改善するだけで、絵もぐんと上達して描くことがまた楽しくなりました。
今回は私が上達できなくて悶々としていた時期にやっていたこと、練習方法や解決方法についてお伝えします。
もしあなたが絵が上手くならなくて悩んでいるのなら、当てはまる部分を参考にしてみてください。
きっとあなたの上達のてがかりになるはずです。
絵が上手くならない理由と具体的な解決策
絵が上手く描けなかったり上達しなかったりすると「センスがないから」という言葉が頭をよぎりませんか?
まさに私もこれでした。
センスって言葉に逃げていました。
「でも努力してるんだけどな…」という人もいるでしょう。
私も「努力はしているつもり」だったんです。
でも、もしもその努力の方向性が違っていたり遠回りだったとしたら…?
頑張っているのにもったいないですよね。
あなたも努力するなら正しくしたいし、上手くなるのに遠回りがしたいわけじゃないと思います
ということで今回は私の経験から
- 資料を用意しない・見ない
- 苦手なところを描かない
- 練習という意識が強すぎる
- 作品として完成させない
- 考えて描いていない
- 上手い人から学ばない
という6つの絵が上手くならない理由と、具体的な解決方法も合わせてお伝えしていきます。
資料を用意しない・見ない
「描きたい」という思いが強すぎたり、早く描くことばかりを考えてしまっていませんか?
描くためには、まず資料を探して、観察して構造を理解するという下準備が必要です。
私の経験上、ここをサボると絵を完成させることが難しくてなかなか上手くもなりません。
資料がないので、何に頼るのか?というと頭の中にあるイメージしかありません。
頭の中でモノや人を完全リアルにイメージすることってまず無理ですよね。
たぶん思い込みや間違ったイメージのまま記憶していることも多いと思います。
そんなあやふやな頭の中にあるイメージや手くせに任せて描いていると、形の違和感や違いに気づくことなく思い込みのまま描き続けてしまいます。
これは自分の描ける範囲のものしか描かず、いつまでも自分の守備範囲の中をぐるぐる回っている状態です。
これだと間違えや手くせにも気づかないし、上手くなることは期待できないですよね。
上達するためにはそこから一歩踏み出すことが大切。
- どんな雰囲気にしたいのか
- どんな物をどこに置きたいのか
メモや写真で資料を用意しましょう。
写真や資料を集めてよく見て観察して構造を理解してから描きましょう。
資料を使いながら描くだけで、頭のなかのイメージではわからなくてごまかしていたところが描けるようになります。
苦手なところを描かない
これは無意識にやっている人もいるのではないでしょうか?
- 「あれが描きたいと思ったけど…難しそうな部分があるからやめよう」
- 「描けないから物で隠してしまおう」
などと苦手な部分を描かずにいると、いつまでも苦手なままです。
そして苦手と意識しているということは、あなたはそこが描ければもっといい絵になるということも内心分かっているのだと思います。
自分に足りない技術だと分かっているんです。
とはいえ苦手なところを練習するって嫌ですよね。
得意な描きたいところだけ描いて楽しんでいたいですよね。
私もそのほうが楽しいと思っていました。
でも練習をして失敗をして描けるようになってみると、描けるようなったあとの方がずっと描くことが楽しくなりました!
挑戦しても最初は上手くいかないけれど何度も繰り返していくと少しずつ上手くなっていって。
苦手意識も薄れていって、描けるものが増えていくようになります。
描けるものが増えると絵の幅も広がって、より自分の思った通りの作品が描けるようになります。
最近、私は「描けないから描かない」から「描けないからこそ描けるようになると世界が広がる」というふうに思考を変えることができるようになってきて
描けないものを描くことに抵抗が少なくなってきました。
「苦手なところは上手くかけなくてもいいけど、あえて描く」という姿勢が必要です。
その姿勢さえ間違わなければ、きっと上手くなります。
練習という意識が強すぎる
「練習しなきゃ!練習!」と真面目に練習しているのに上手くならないのなら…
もしかしたら練習という意識が強すぎるのかもしれません。
- 練習だからいい加減でいいや
- 練習だからこのくらいでいいや
と「練習」にかこつけて描くレベルを下げてしまったりしていませんか?
これじゃ本末転倒ですよね。
練習は描けないものに対して練習するのだから、実は一番大変で神経を使うもののはずなんです。
「私は練習をしている」という状態に安心してしまって本来の目的からズレてしまっているのです。
ずっと練習ばかりを繰り返しても時間も労力ももったいないですよね。
練習は本番で上手く描くためのものなので、着実に上手くなるように意識して練習するほうが練習時間も短く上達します。
だらだらと練習を続けると、つまらなくてモチベーションも下がってしまうし、時間の無駄遣いだったなというのが私の実体験からの感想です。
作品として完成させない
描き出した絵を最後まで仕上げて完成させていますか?
1枚の作品の制作過程にはあなたの「描きたいところ、描きたくないところ、苦手なところ」があるはずです。
よくあるのが描きたいところだけ描いてあとは投げ出してしまうこと。
私もそうでした。
描きたい部分を描いてしまったら。あとは苦手な部分だったり描いてもつまらないモチーフなので描くのをやめてしまうんですよね。
楽しさを見いだせなくてモチベーションがだだ下がりで描けないという感じ。
でも、つまらないところも含めて1枚の絵です。
あなたの好きな絵師さんや画家さんが細部まで描くのは全部が好きだからじゃないです。
その絵に必要だから描くんです。
そうすることで魅力的な作品になっているんです。
なので、あなたもつまらないと感じる部分も必要ならば描く努力をしましょう。
そして最初は雑になってもいいので仕上げましょう。
途中で諦めてしまって完成させないと、1枚の作品を作るという力も養われません。
最初は、「人に見せられるレベルまで描く」を目標に。
そして慣れてきたら「作品として発表できるように完成させる」をゴールにするといいと思います。
完成した作品が増えると「ここまで描いてきた」という自信にもなります。
ちなみに、私は描いていてつまらない部分を「描いてよかった」と感じるのは作品が完成した後です。
でも同時に上手くなったと実感できるので、それもまたモチベーションに繋がっています。
考えて描いていない
描いているものがどんな構造でどんな形なのか、光がどこから当たっているのか?などを考えて描いていますか?
なんとなく描いている、という場合はもったいないです。
描いているものがどうしてそこにあってその影や形になっているのか?を考えながら描くだけでめちゃくちゃ上手くなります。
理解しながら描くと説得力のある絵が自然と描けるようになるんです。
常に考える癖をつけておくと、想像で描く時にもすんなりと描けるようにも。
絵の描き方を調べてみると分かると思いますが、絵の基本は意外と理論的なんですよ。
ものがそこにあるように描くことはセンスや感覚ではなく、その理論を知って技術を知って実践しているかどうかです。
- 「光がこう当たっているから、ここの影は一番暗くなるはず」
- 「設置面はこうなっているはず」
などと理論的に考えながら描いていく癖をつけるとそれが上達につながります。
絵の描き方の本やネットなどを調べると絵の基本的なことは簡単に学べます。
絵を描くのなら理論や上手く描くポイントなどを学んでから描いたほうが成長が速いです。
上手い人から学ばない
好きだな~と感じる作品に出会った時にただ見ているだけになっていませんか?
そんな時はただ見るだけではもったいない!
チャンスなので、
- なぜその作品が魅力的だと感じたのか?
- 自分の作品とどこが違うのか?
について考えてみてください。
それが分かると自分の作品の足りない部分を見つけられます。
世の中には絵の上手い人がたくさんいて、情報発信もいっぱいされているので絵のノウハウはあふれています。
スポーツや外国語や習字などはすぐに上手い人から習おうという習慣があるのに、なぜか絵に関しては「独学!」で1人で分からないながら進んでいくという人が多いようです。
「たかが絵にそんなにお金を描ける必要なんてない」って考えもあるかもしれませんね。
強い気持ちでどんどん学んでいける人は独学でも教室で習っても上達して成長していくのだと思いますが。
もし憧れの作家さんや絵師さん、好きなクリエイターさんが絵を教える講座をやっているのならそこで習うのが一番上達すると思います。
私も前までは「独学でできるはず」というタイプでした
でも趣味のオンラインサイトで憧れの作家さんの講座をみつけて受講してみたら、みるみる上手くなるのが分かりました。
このCLASS101+という趣味のオンライン講座が最高に気に入っています!
CLASS101+で見放題プランを始めると17%OFFでお得!
\月額1,616円!で1年間楽むチャンス!/
\ レッスン見放題で習い放題が1年間つづく! /
CLASS101+は「練習!練習!」ではなくて作品を作家さんの解説動画を見ながら同じように描き上げていくんです。
これがとても楽しいし「こんな描き方してたのか!」と目から鱗。
そんなこんなで今は「苦手克服って習うと簡単だったんだ。こんなに上達できるのか!」と感激しまくってしまって、3つのオンラインレッスンを受けています。
そんな私のオンラインレッスン体験記もあるので興味があったら読んでみてください!
絵が上手くならない理由を知れば上手くなれる!
絵はもちろん描くこと自体が楽しいのですが、さらに
「上手くなる→さらに楽しくなってどんどん描く→描くから上手くなる→上達する」
という上昇気流がおこって生涯楽しんで絵を描いていけるようになるんだと思います。
「上手くなる」ということは楽しむうえでの大きなポイントです。
なので今回は私の経験をもとに、絵が上手くならない理由6つと解決方法をお伝えしました。
資料を用意しない・見ない | 資料を用意する・よく観察する |
苦手なところを描かない | 苦手なところこそ隠さずに描く |
練習という意識が強すぎる | 「練習」にかこつけてレベルを下げない。ダラダラやらない |
作品として完成させない | 作品を人に見せられるレベルまで描くようにする |
考えて描いていない | 形や影がなぜそうなっているのか?考えながら描く |
上手い人から学ばない | 上手い人の作品をよく分析する・上手い人から習う |
あなたに当てはまるところはあったでしょうか?
少しでも「あ、私もそうかも」と感じる部分があったら、参考にしてみてください。
あなたが「絵が上手くならない」と感じていても、実はちょっとしたところを改善するだけで解決できるかも知れません。
あなた次第でどんどん変わっていくのが絵と絵を描く技術です。
とすると、あなたが描く絵の可能性は無限大!
とても夢のあるということですよね^^
この記事を読むことであなたが前よりももっと絵を楽しめるようになれると嬉しいです