イラストや絵を描いているとふと
- このままで私は上手くなれるかな?
- イラストって独学でどこまで上手くなれるんだろう?限界ってあるのかな?
と考えてしまうこともありますよね。
そうするとちょっと不安になったりモチベーションが下がっちゃったり。
ひとりで悶々と悩んでほしくない!
ということで、
今回は引きこもり主婦でイラストや動画制作を副業にしているハルの経験から
イラストや絵の上達は独学では限界があるのか?
について書いていきます。
イラストや絵の上達は独学では限界があるのか?
私の経験上、イラストや絵は独学で上達できます。
むしろ独学なしに上達はありえません。
そして独学での上達に限界はないです。
とはいえ誰でも彼でも独学での上達に限界がないわけではないんです。
これはイラストや絵に限らずスポーツや学問など何に関しても同じだと感じていますが、
上達にも限界突破にも必要なものがあります。
それをあなたが持っていれば、限界なく独学で上達していくと思います。
ではどんな条件をクリアできれば、イラストや絵の独学での上達に限界がなくなるのでしょうか?
それを詳しく解説していきます。
イラストを独学で上達できる人になるのに必要な力
経験上、イラストや絵は独学で上達することに限界はありません。
でも上達には最低でも4つの力が必要です。
- 狂い(間違え)を見つける力
- 修正する力
- 継続する力
- 情報を自分で探して見極める力
この4つの力があれば独学でイラストや絵の上達は可能ですし、限界もありません。
狂い(間違え)を見つける力
間違えを見つける力=客観的に自分の作品を見る力
と言えます。
イラストや絵は夢中でのめり込んで描けば描くほど、客観的な視点を持てなくなります。
人の作品の形の狂いは分かるのに自分の作品になったとたんに分からない、という経験はありませんか?
イラストや絵を描いていればかなりの確率で経験していると思います。
あなたは好きなタイプのイラストや絵の形の狂いって気になりませんか?
確かにSNSとかでイラストをみてると「ん?なんか変?」って思うことあるよね
「ああ、ここの狂いが気になる!めっちゃ、もったいない」とか思ってしまったりしませんか?
私はめちゃくちゃ思ってしまいます
特に形やパースの狂いはそのイラストの良さを伝えるのを邪魔してしまうので、線画や下書きの時点であぶり出して修正するのが理想です。
では独学の場合はどうやってイラストや絵の「なんか変」(狂い)を見つけるのか?
私がやっている有効な方法をご紹介します。
狂いを見つける方法3つ
- イラストを反転する
- 時間を置く(しばらくその絵から離れる)
- SNSやPIXIVなどに投稿してみる
①イラストを反転する
デジタルなら反転する機能が使っているイラストアプリにあると思うので、それで反転させてみてください。
アナログのイラストや絵の場合で反転が難しい場合は、上下を逆にしてその作品から少し離れたところから見てみてください。
「上手く描けているし、狂いなんてないだろう」と思っても反転や上下を逆にすると思ってもみなかった狂いやそのイラストの弱いところが見つかったりしますので、
過信せずにこまめに確認しましょう。
②時間を置く
目が自分のイラストや絵の狂いに慣れてしまって感覚がマヒして狂いを見つけられない状態の時は、しばらくその作品から離れることがとても有効な手段です。
1日そのイラストを見ないで、他の目標とするイラストや絵を眺めてみるなど目もリフレッシュしましょう。
目も思考も思い込みもリセットされた状態で、自分の作品を見ると「え?こんな感じだった?」と自分のイラストや絵にびっくりすることも。
そうすると、形の狂いや完成に向かって正しい方法で進んでいるのか?違う方向に進んでしまっているのか?が明確になります。
なんとなく「違う」と感じるのであれば、その違和感を突き詰めて狂いを探していきましょう。
③SNSやPIXIVなどで公開してみる
SNSやPIXIVなどに投稿すると、他のクリエイターさんの作品の中に入った時の自分の作品の印象を感じることができます。
その印象の中で感じた違和感を「どこが?なんで?」と突きとめていく感じです。
ただ、PIXIVやSNSなどに投稿して狂いや間違えを探すのは実は万能ではありません。
なぜなら作品の完成度が高めじゃないと他の作品に埋もれてしまって何が良くないのか?も見つけられない場合があるから。
しかも下書きや線画で公開するのってなかなか勇気がいりますよね。
私はSNSやPIXIVには完成作品を公開して、その後に手直しすることが多いです。
(たまに線画で公開することもありますが)
修正する力
狂いや間違えを見つけたら、上達のためにはそれを修正しなければいけません。
間違えや狂いが生じているということは、そこが弱点ということです。
弱点だからこそレベルアップのためには修正が必要で、修正する力を身につける必要があります。
修正する力が自分中にある場合は良いのですが、ほとんどの場合は自分の中に解決策がない(つまりその技術が身についていない)のが普通です。
こういった場合は外の情報から新しく技術を学ぶ必要があります。
ネットや本で修正するために必要な技術を探して身につけて作品に反映して、初めて作品を修正できるようになります。
言葉にすると簡単なプロセスですが、実際に実行するとかなりの時間がかかる作業ですよね。
でも修正する力なしに上達はあり得ませんので踏ん張りどころです。
継続する力
修正する力のところで「踏ん張りどころ」と書きましたが、継続もまさに「踏ん張る」ところです。
自分の苦手やできないことを根気よく探し出して練習するのは、想像以上に大変なことです。
だって、その練習をしなくてもなんとなく苦手な部分を隠したり描かなくすることでイラストや絵って描けるから。
誰だって楽に描けたら嬉しいし楽しいわけです。
でも残念ながらできること繰り返していても大きな上達にはつながりません。
「できないことを探し出してできるようにする」を継続することでイラストや絵は上達して描けるものが増えて世界が広がっていきます。
必要な情報を探して見極める力
ここまでで「狂いを見つける力」「修正する力」「継続する力」と説明してきましたが、一番大切なのは「外からの情報を探して取り込む力」です。
イラストや絵の上達に欠かせないのは、
どうやって自分の苦手な部分や弱い部分を強化していくか、自分の良さを伸ばしていくかです。
自分の中にあるものだけで上達するにはどうしても限界があります。
その限界を超えるにはにはネットや本など外からの情報を探してくる必要があって、さらにその情報が正しいのかどうか?も見極めなければいけません。
自分に必要な情報と必要でない情報を見極める力は独学での上達には欠かせない力です。
独学で上達を目指すメリットとデメリット
ここまで独学で限界なく上達するのに必要な力について書いてきましたが、「こんなにちゃんとした力がないとダメなのか…自分には無理」と不安になってしまったかもしれません。
でも絵の上達で独学にこだわる理由ってなんでしょうか?
もう少し後にも書きますが、私は独学にこだわった経験から、「独学にこだわらなくてもいい」という結論に至っています。
ですので、「私無理」なんて思わずにもう少し読み進めてください。
というのも、実はイラストや絵の独学での限界を突破するのにもメリットとデメリットがあるからなんです。
イラストの独学のメリット
- 費用がかからない
- 自分のペースで進められる
- 何を学ぶのか?練習方法を選べる
費用がかからない
独学でイラストや絵を学ぶと費用はおさえられます。
教室や学校に通えば授業料やレッスン代などがかかりますが、独学なら見本にする本代などだけですみます。
イラストや絵の費用はペンタブレットや液晶タブレット、パソコン、アナログのイラストなら画材など、費用は結構かかるのでさらにレッスン代などを捻出するのは難しい場合もありますよね。
そんな時も独学なら費用は最小限で済みます。
自分のペースで進められる
独学の場合は、とくにいつまでに何をやらなければいけない、と決まっているわけではないので、時間的には自由度が高いです。
私のように子どもがいたりしたら、自分の都合をいつも優先するわけにもいかないので、独学で自分でできる時に勉強するのは気持ちの上ではとても楽だと感じています。
自分の体調や家族の生活に合わせたりできるのは独学の大きなメリットですよね。
何を学ぶのか?何を練習するのか?を選べる
独学ということは先生やアドバイスをくれる人はいないわけです。
そうすると自分で必要なものを探してきて学ぶということになりますが。
自分をちゃんと客観的にみて「今何をすべきか?」がわかっていれば、習うよりも的確な練習方法を選ぶことができます。
自分にドンピシャな練習を選ぶことができれば、他で習ったりアドバイスを貰うよりも最短、最速での上達だって望めます。
独学のデメリット
私の独学で上達するように粘っていた経験からすると独学にはデメリットが存在します。
- 技術を身につけるのに時間がかかる
- モチベーションが下がりやすい
- 集めた情報が合っているのかわからない
技術を身につけるのに時間がかかる
独学だとアドバイスや指導が受けられないので、技術を身につけるのも習うよりも時間がかかってしまいます。
練習方法も自分で情報を集めて考えて実践してみる、となると指導やアドバイスを受けるよりも時間がかかってしまうのは仕方のないことですが。
経験からすると、時間がかかるのは辛いです。
モチベーションが下がりやすい
独学だと交流することがないので、モチベーションを保つのが難しいです。
上手く描けている時はいいのですが、上手く描けなくなったり壁にぶつかった時に自分を励ましながら描き続けるというのは難しいです。
イラストや絵の上達は数日という単位ではなく、数ヶ月から数年という単位で現れるのでモチベーションを保つためには、仲間や悩みを相談できるような環境を作っておくといいと思います。
自分で集めた情報が合っているのかわからない
初心者であればあるほど、自分で集めた情報が合っているのか?この方向性で合っているのか?と悩んだ時に独学だと答えに確信が持てません。
集めた情報が間違っていた場合は1からやり直しになることも。
自分の集めた情報を信じて突き進んで間違っていたらやり直すということになるので、時間も労力も割くことになってしまいます。
独学で壁にぶつかった時の対処法
イラストや絵を描いていて壁にぶつからない人はいません。
その時にどうやって壁を乗り越えるのか?ですが主に2つの方法があります。
- 独学で粘る
- 人に習う
独学で粘る
私は「基礎は学んできたし、独学でいけるはず」と独学で粘った経験があります。
それは1度や2度ではありません。
「できるんじゃないか?」と思っている間は独学で粘ってきました。
実際独学で粘ってなんとかできた経験もあります。
その時に気を付けていたのはとにかく本や動画など外の情報をいつも以上に取り入れるということ。
自分の中に苦手克服の鍵がないのだから、外のうまい人の情報をどんどん取り入れるしかないのです。
描き方や考え方、作品をよくみてどうなっているのかを自分の作品と比べてみる。
さらにトレースや模写もしましたが、トレースはかなり有効な手段でした。
目で見ているだけでは気づかないことも実際にトレースすると「あ、こんなに違う」と気づくことができるんですね。
独学で粘って壁を越えていくということは…
自分で情報を集めて、改善策を探して、練習をする…とかなりの労力と時間を費やすことにはなります。
人に習う
独学での上達方法ではなくなりますが、実は壁にぶつかったときはこれが一番有効な方法でした。
つまり独学から「習う」に思い切って舵を切るという方法です。
習うことには大きなメリットが2つあります。
- 時間の短縮になる
- 思い付かないアドバイスや意見がもらえる
ずっとどうしたらいい?と考えて試行錯誤していたこともあって、習ってヒントを得るとスッと自分のなかで消化できて、グンッと上達したのを感じることができました。
自分の思い付かないような考え方やアドバイスをもらえて新しい視点や思考が増えることが、人に習うことの最大のメリットです。
独学にこだわっていたらいまだに時間を費やしてしまっていたかもしれません。
イラストの勉強におすすめのサイト
イラストや絵を描いていれば必ず壁にはぶつかります。
その壁を一つ一つ乗り越えていくことでイラストや絵は上達します。
外の情報に触れることで乗り越えられる壁もあるし、考え方や方向性のヒントにもなります。
最近は昔と違ってイラストを勉強できるサイトはたくさんあるので、ぜひ自分に合う使い方をして欲しいなって思います。
ここでは私が実際に利用してみて良かったサイト(無料・有料)をご紹介しておきます。
無料のサイト
pixiv sensei
Pixivというイラスト投稿サイトの運営している描き方講座です。
無料だと基本的な描き方講座だけになってしまいますが、有料会員になるとメイキングやテキストの閲覧もできるように。
Pixivはとても活発な投稿サイトでイラストの質も高く、投稿されるイラストのジャンルも幅広いです。
ここの投稿からお仕事が発生するパターンも多いです。
本気で絵師を目指している人と作品に触れることでモチベーションアップになるし、思わぬ素敵な作品に出会うことができます。
有料のサイト
パルミー
パルミーは無料講座と有料講座が用意されています。
無料サイトでも基本の基本の部分は勉強できます。
ただその先を知りたいと思うと有料講座に申し込むことになります。
私はその流れで有料講座を習ってみたのですが、有料講座はとにかく量が多いです。
「あれもこれも」と欲張って考えてしまって、途中で6カ月の受講期間が終わってしまった講座もありました。
講座の内容は初心者にもわかりやすくとても丁寧に作られています。
それゆえ中級者は解説が「知ってる。知ってる」となる場面も多少あります。
パルミーは7日間無料で有料講座が受けられますので、気になる講座をパルミー公式ページから申し込みして受講してみるのもいいと思います。
(7日以内に解約すれば無料ですので)
Coloso
Colosoはイラストと映像に特化した有料のオンラインスクールです。
買い切りのオンラインレッスンなので、一度購入しておけばずっと動画講座を見ることができます。
現在活躍中のクリエイターさんが先生なので、今使える技術と考え方が学べます。
仕事として通用することを視野に入れている感じです。
CLASS101
CLASS101+は趣味のオンラインレッスンのサイトです。
イラストだけでなく、編み物やお菓子作り陶芸などなどかなり幅広いレッスンをあつかっているので、物作りが好きな人は公式サイトを見るだけでもとても楽しいはずです。
趣味のレッスンとなっていますが、現在活躍されているクリエイターさんが講師で、実際に作品を一緒に作っていくことでかなり本格的な技術が学べます。
なかなかプロの制作過程を1から全部を説明付きで見ることはできないので、とても貴重な体験ができます。
コメント欄で先生に質問したり描いた作品にコメントをもらえるのもとても楽しいです。
Colosoよりも楽しさに重点を置いているような印象です。
※CLASS101+を受講した体験記:CLASS101+を実際に受講した口コミと感想にさらに詳しく書いてありますので興味のある方はご覧ください。
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イラストの独学での上達に限界はないが、習うことも視野に入れよう!
イラストや絵は独学でも上達するし、その上達に限界はありません。
ただ誰でも彼でも独学で限界を突破していけるわけではないことは理解しておいてください。
独学で上達し続けるには最低でも4つの力が必要です。
- 狂い(間違え)を見つける力
- 修正する力
- 継続する力
- 情報を自分で探して見極める力
この力なしに独学での上達と限界突破は難しいです。
だからといって「じゃあ私は無理なんだ」なんて諦めないでください!!
他の道を探せばいいわけです!というかもっと時間をかけずに上達できる道があるんです。
私の経験上、イラストや絵の上達は人にアドバイスを貰ったり習うことが一番の近道でした!
人に習うことで上記の4つがなくても上達もできるし壁も越えられます。
私も上記の4つの力をしっかりと持っていないので、足りない部分は「人から習う」でカバーしています。
何年も独学で苦労して時間を費やしてきたけれど、習ってみたらスッとできるようになるなんて経験をしたので、
最近は「無理だな」と感じた苦手克服は素直に人に習うということにしています。
しかも人に習うと、知らなかった考え方や見方ができるようになって勉強になって世界が広がります!
前よりも「あ〜また描けないとこか…。やだな」と思う事が減って、描くことに集中できるようになりました。
そして制作スピードもアップ!
制作スピードが上がったのでいただける仕事の量も増やせるようになって万々歳です。
だからもしあなたが今、独学で壁にぶつかって苦しんでいるとしたら…
昔の私のように「独学」にこだわりすぎず、肩肘張らずに描くことを楽しめる方法も視野に入れて、道を選んでほしいなって思います。
イラストや絵は生涯楽しんでいけるものだからこそ、気持ちも大切にしていきたいですよね!