クリップスタジオEXとPROどっち?違いを比較して選ぶポイントを解説!

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クリップスタジオを購入したいけどEXにするかPROにするかで悩んでいる…という人は多いはず。

私も購入時は悩んだし最初は失敗もしました。

10年以上クリップスタジオを使ってきた実体験を通しての結論は

です。

クリップスタジオPROはイラスト制作の機能を備えていて、そこにさらに漫画とアニメーション制作の機能を追加したのがクリップスタジオEXです。

つまり費用面で問題がなければクリップスタジオEXを選んでおけば間違いないということになります。

しかし全員が潤沢に費用があるわけでもなく、できれば費用を抑えつつ満足して使いたい!と思っている人も多いはず。

この記事ではクリップスタジオEXとPROの機能面の違いや価格の違いなどを比較して、あなたの「どちらを選ぶべき?」に答えます。

クリップスタジオEXとPROをすぐに購入したい人は下のボタンから公式サイトへ、機能面と費用の違いを詳しく知りたい人はぜひこの記事をチェックしてください。

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目次

クリップスタジオEXとPROの違い

CLIP STUDIO PAINT EXとPROの違いを、機能面と価格面の2つに分けて解説していきます。

大まかに言うとPROはイラスト制作向けの手頃なグレードであり、EXはPROにマンガ・アニメ制作関連の高度な機能が追加されたグレードと言えます。

さらに詳しく説明していきますね。

クリップスタジオEXとPROの機能面の違い

※↑画像はクリックすると拡大できます

クリップスタジオの公式サイトにはこのような機能の比較表があります。

表からわかるとおり、クリップスタジオPROにはイラストを描くのに充実した機能が備わっています。

実際、私もイラスト制作と1枚の漫画制作ではPROの機能で事足りています。

一方でクリスタEXはというと、PROにさらに漫画やアニメーションのプロ使用版を追加したイメージですね。

この表のPROに無くてEXにある機能について詳しく解説していきます。

①複数ページの管理

複数ページの管理が必要になるのは漫画を描くときです。

PROだと1ページずつしか保存(管理)ができません。

なので10ページの漫画を描く場合は10ファイル保存することになります。

一方でEXだと1つのファイル内で10ページまとめて保存(管理)できるのです。

では1ファイル内で管理できるとどんな時に便利なのかというとこんな時です。

  • ページ間に新規ページの追加(1ページ目と2ページ目の間など)する
  • ページの入れ替え
  • 複数枚を追加する

PROで上記の作業をするとなるとそれぞれのファイルを新規で作っていくのでファイル数が膨大になるし、並び替えの場合はファイル名の変更なども必要になってしまいますね。

②複数ページ作品の印刷・書き出し

複数ページ作品の印刷や書き出し作業はEXであれば数分で終わります。

また写真からもわかるように多くの形式で書き出しができます。

ところがPROの場合は1つ1つのファイルを開いて書き出し設定をして書き出すことになり、かなり作業工程が多くなります。

1,2枚ならできますが、10枚ぐらいを超えるとこの作業だけでも数十分の時間が取られてしまいます。

この作業の繰り返しはストレスになりそう、と想像する人も多いかと思います。

③LT変換機能

LT変換機能とは3Dデータや写真を取り込んで線画とトーンに変換させる機能です。

(LTのLは「ライン」でTは「トーン」)

主な使用用途としては漫画の背景です。

3Dデータや写真を漫画の背景に使いたいときはこの機能を使うことで簡単に短時間で背景画像が作れます。

④チーム制作機能

チーム制作機能とはクラウドにある1つのファイル(複数ページ作品に限る)を複数のクリップスタジオEXユーザーが制作編集できる機能のこと。

イラストではチーム制作はあまりないと思いますが、複数枚の漫画を描く場合にはチーム制作機能を利用すると便利ですね。

チームで線画や背景、トーンなどで作業を分けている場合はそれぞれが自身のパソコンやタブレットで作業することができます。

(ただし同時間に複数人でのアクセスはできません)

以前にEXには「共同制作機能」というものがあり、その機能はパソコンでしか利用できず、さらにパソコンのOSが同じでなければいけないので共同制作機能を使いたいと思っても使えなかった人も多かったはず。

その点で「チーム制作機能」ではクラウド上のファイルを利用するので、作業する人が別のOSでも別の機種(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)でもチーム作業に参加することができるようになっています。

⑤プラグイン機能

EXではプラグインで機能を追加することができます。

上の写真は無料で使えるプラグインの一部です。

これは漫画制作だけでなくイラストに活かすこともできる機能です。

ただしデバイスによっては一部使えない機能があるので使用前に確認してくださいね。

⑥ストーリー作成支援機能

漫画制作に役立つ機能です。

漫画のセリフを入れる作業の時に大活躍する機能なんですね。

PROだとページ毎にテキストを入れてセリフの位置に移動させて保存して、次のファイルを開く…という気の滅入る作業を続けていくことになります。

EXの「ストーリーエディター」を使うと複数ページ作品のセリフを全部一括管理できるようになります。

一括画面でセリフを管理できるため、簡単にセリフの修正ができます。

この機能があることでかなりの時短になりストレスから解消されます。

⑦入稿支援機能

同人誌やZINEなどの印刷会社への入稿用データの作成をサポートする機能がついています。

同人誌のグッズや出版を手がけている会社ではクリップスタジオEXでの入稿の仕方などが掲載されている場合もあります。

⑧プロ向けアニメーション制作機能

EXにはプロ向けのアニメーション制作機能が搭載されています。

PROでもアニメーション機能はついていますが、3秒までという制限があります。

3秒以上のアニメーションを作りたい場合はEXの機能が必須になります。

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クリップスタジオEXとPROの価格面の違い

クリップスタジオEXとPROの価格を表にしてみました。

一括買い切りの場合、4倍以上の差があることがわかります。

一括買い切りの場合の価格
PROEX
ダウンロード版5,900円24,900円
パッケージ版 通常版8,000円35,000円
パッケージ版 ガイドブック付9,500円35,5500円
(上記表は税込価格)

使える末端はPC(Windows,macOSを搭載した機器)のみ

CLIP STUDIO PAINT2.0(2023年)からは機能拡張などのアップデートもしたい時はアップデートプランの申し込みが必要になりました。

PRO→1200円/年

EX→3400円/年

月額利用(サブスクリプション)の場合の価格
PROEX
1デバイス契約(月払い)480円/月980円/月
1デバイス契約(年一括払い)2,800円/年7,800円/年
2デバイス契約(月払い)800円/月1,380円/月
2デバイス契約(年一括払い)4,800円/年10,800円/年
プレミアム(月払い)※4台まで可980円/月1600円/月
プレミアム(年払い)※4台まで可5,900円/年12,800円/年
スマートフォン(月払い)100円/月300円/月
スマートフォン(年払い)700円/年2,000円/年
(上記表は税込価格)

使える末端はWindows,macOS,iPad,iPhone,Galaxy,Android,Chromebook

スマートフォンプランはiPhone,Galaxy,Androidのみ

※スマートフォンプランは1日1時間無料で使うことができます。
※1日1時間以上使う場合はスマートフォンプランの申し込みが必要です。
※サブスクにはアップデートプランは必要ありません。

買い切りの場合は最初にお金を払っておけばその後支払いは発生しません。

サブスクリプションは契約している期間はずっと支払いが発生するので、期間が長くなるほど費用は高くなっていきます。

以上を踏まえて、「アップデートプランで追加される機能が絶対にほしい!」という人以外は買い切りの機能で十分だと思っています。

ただ買い切りは使える末端がパソコン(Windows,macOSを搭載した機器)のみです。

現に私もパソコンはダウンロード版を買い切りで使っていますが、特に不自由もなく快適に使えているので買い切りがおすすめです。

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料金についてはもっと詳しく比較した情報を知りたい人は別の記事にまとめてありますので、そちらをご覧ください。

>>クリスタは買い切り一括購入がお得!クリスタの値段を徹底比較

クリップスタジオEXとPROどっちがいい?選ぶ時のポイント2つ

ここまで機能面と価格面での比較をしてきたので、実際にあなたはどっちを選ぶべきなのか?について解説します。

結論としては下記の通りです。

イラストと漫画とアニメーション制作→CLIP STUDIO PAINT EX

イラストと簡単なアニメーションと単ページの漫画制作→CLIP STUDIO PAINT PRO

EXはPROに漫画とアニメーション機能を充実させた上位版であることが前述の比較からわかっているので、鍵となるのは複数枚の漫画を描くのか?と3秒以上のアニメーションを作るのか?の2点ですね。

複数枚の漫画を描きたい!3秒以上のアニメーションを作りたい!こういう人は機能上EXを選びましょう。

逆にイラストを描きたい!3秒以内のアニメーションで大丈夫!という人はPROで十分ということですね。

クリップスタジオEXとPRO迷ったらPROを選ぼう!

もしそれでも「まだどっちがいいのかわからない」という人は、迷わずにPROを購入してください!

なぜなら価格面でPROからEXにアップグレードしても価格面で損をすることがないから。

一括買い切りの場合、クリスタPROバージョン3からクリスタEXバージョン3にアップグレードするのに優待価格で19000円(税込)かかるのですが、実はこの価格は購入金額の差額と同じです。

PRO EX
ダウンロード版(税込価格)5,900円24,900円

24900円−5900円=19000円ということです。

またサブスク契約の場合はプランを変更すると下記の通り残り日数分の返金があります。

まずPROを契約しておいて、もっと複数枚の漫画や長いアニメーションを作りたくなったらアップグレードするという考え方で良いと思います。

ちなみに補足しておくと、クリスタPROバージョン2からクリスタEXバージョン3にアップグレードする場合は優待価格で21,300円(税込)かかります。

公式サイトはこちら!

クリップスタジオPROとEXはどんな人におすすめ?

EXがおすすめな人
  • 漫画が中心
  • アニメーションは3秒以上

>>CLIP STUDIO PAINT EX

PROがおすすめな人
  • イラストが中心
  • 漫画は4コマ漫画や数ページ
  • アニメーションは3秒以内
  • EX購入まで思い切れない

>>CLIP STUDIO PAINT PRO

漫画制作や3秒以上のアニメーションの制作が中心の人はクリスタEX一択です。

イラストが中心でさらにEXの購入に迷いがある人はクリスタPROを選んでおくとあとから差額でアップブレードできるので安心です。

クリップスタジオEXとPROの違いを知って自分にあったクリスタを選ぼう

この記事ではクリップスタジオEXとPROの違いを機能面と価格面で比較して、あなたがどっちを選ぶべきか?について解説しました。

  • クリップスタジオPROはイラストと3秒以内のアニメーションの制作ができます。
  • クリップスタジオEXはPROの機能に漫画の一括編集と管理機能、3秒以上のアニメーション機能などが追加された上位版になります。
  • EXの価格は一括買い切りとサブスクで比較してみると、PROの2倍から4倍ぐらいの価格になっています。
  • どちらを購入するか迷った場合はPROを購入しておくと価格面で損がありません。

このような違いを理解すると自分にはEXとPROのどっちが必要なのかわかってきますよね。

このような違いを踏まえてあなたに合ったクリップスタジオを選びましょう!

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クリスタを使い続けて10年以上の私がクリスタの購入方法について詳しくまとめて記事はこちらからチェックしてください>>クリスタver2.0は買い切り一括購入がお得!クリスタの値段を徹底比較

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